『英語は暗記するな!』その2
今日は、『英語は暗記するな!』レビューその2です。
著者の森沢さんの造語で、「ゴリゴリ暗記」という言葉があります。
これは、ただ単に力技で、まさに言葉を記号として覚えてしまえばよい、
という短絡的な学習法として、避けるべきと随所でおっしゃっています。
それに対し、今回の著書では、「英語・英文を体験」をキーワードに、
今までの主張に新しい角度から光を当てています。
最終的には、体に英文が刷り込まれた状態、(結果だけ見ると暗記した状態)
になるには、プロセスが多様である必要がある、と言いたいように思えます。
言い換えますと、ゴリゴリ暗記が「直線距離」とすると、
森沢式は、実感や気持ちを伴った、いくつもの「道のり」と言えるのではないでしょうか。
したがって、暗記は忘れやすく、森沢式はいつでもスッと活性化した知識として
使える道具になっている、ということなのかな、と思います。